【YUSUI JOB LIFE#002】地域おこし協力隊として、湧水町へUターンした福重隊員

「私は地元を離れて、約10年間東京で働いてきましたが、今年の6月に湧水町に戻ってきました。」

そう話すのは、湧水町の地域おこし協力隊の第1号として働く、福重智寛隊員です。

福重隊員は湧水町の栗野中学校出身。高校まで湧水町で暮らし、その後約10年間東京でイタリアンレストランのキッチンスタッフとして勤務していましたが、2017年6月に地域おこし協力隊として、湧水町にUターンしてきたとのことです。

「帰郷してから、養鶏と野菜作りを始めました!分からない事だらけの、試行錯誤の日々ですが、とても楽しく充実しています。それも、ここに”土”があるから出来る事です。子供の頃には気が付かなかった、土に触れる田舎暮らしの楽しさを、今ひしひしと実感しています。

また、地域おこし協力隊という仕事の中で、地元の人と関わりながら、湧水町の魅力を再発見している毎日です。」

「地域おこし協力隊」を、みなさんご存知ですか?

現在日本では、人口減少や少子・高齢化等が進んでいます。その中で、地方に魅力を感じた都市部の住民が、地方自治体から委嘱状等の交付を受け、地域協力活動を行いながら、その移住・定住を図ることを目的とした総務省の取り組みです。

活動内容や、条件等はそれぞれの地方自治体によって異なりますが、おおむね任期は1年以上3年以下となっています。平成28年度の時点では、全国で約3,978人の隊員達が活動しています。

現在、湧水町には地域おこし協力隊が3名在籍しています。

それぞれ活動内容は異なり、福重隊員は「特産品の開発及び地域資源の発掘、SNS等を活用した観光等の情報発信」の活動をしているとのことでした。

今回は、福重隊員に「地域おこし協力隊」として働くことについて、また「なぜ湧水町にUターンしてきたのか」についてお話を伺ってきましたので、ご紹介いたします。

【YUSUI JOB LIFE#002】地域おこし協力隊として、湧水町にUターンした福重隊員

Q湧水町にUターンしたきっかけがあれば、教えてください。

高校を卒業して10年間東京で生活したのですが、30歳を目前にして故郷への想いがじわじわとこみ上げてきました。いつかは地元へ帰りたいという思いがある中で、30歳という年齢も一つの節目のように感じていました。鹿児島県ふるさと人材相談室」で、県内での仕事を探し始めたところ、湧水町のホームページで”地域おこし協力隊”の募集があるのを見つけました。地元の活性化の為に、私の調理経験が活かせるのではないかと思い応募し、採用されたのがきっかけでした。

▲11月3日・4日に開催された「高原フェスタ」では、地域おこし協力隊の屋台を出店しました。調理経験を活かすことができましたし、お客様にも喜んで頂けたので、本当に良かったとのこと。

Q湧水町にUターンして、良かったと感じる事はどんな事ですか?

’’土に触れる機会’’が増えたことですね。家庭菜園で野菜を栽培し、鶏を放し飼いにする。この2つは私がどうしてもしたかった事で、実現できた時には本当に良かったと感じましたね。帰郷してから、知人や友人に『何故また湧水町に帰って来たの?!』と驚かれますが、私には湧水町は「チャレンジする場」がたくさんあると感じています。養鶏に挑戦し、野菜作りを始め、先日は「狩猟免許」も取得しました。まだまだやりたい事があり、人生の可能性が増えたことも、良かったと感じています。

▲罠をしかける福重隊員。狩猟免許の取得者は年々高齢化が進んでおり、これから少しずつ学んで、引き継いでいきたいとのこと。

Q湧水町にUターンして、田舎の暮らしに慣れるまで、どんな事が大変でしたか?また、慣れるまで何か月くらいかかりましたか?

東京での仕事と湧水町での仕事がガラッと変わった為、起きなくてもいい時間に起きてしまうし、寝なきゃいけない時間帯に寝れないという現象が起きてしまいました・・・大体2か月ほどで克服しましたね!!現在は、早寝早起きの健康的な生活習慣が身につきました。

QUターンする前は、どんなお仕事をされていましたか?

イタリアンレストランのキッチンスタッフとして勤務していました。前菜からメイン料理まではもちろんドルチェ、ウエディングケーキ等の製作にも携わっていました。

Q以前の暮らしと変わったところはどんなところですか?

大きく変わったのは通勤手段ですね。東京では満員電車に揺られ通勤していましたが湧水町に来てからは、車での通勤になりました。ストレスを感じることなく快適に通勤ライフを楽しんでいます。

Q今の仕事内容について教えてください。

湧水町の魅力やイベントなどの情報発信業務に携わっています。また11月に行われたイベント、高原フェスタの際には湧水食堂として屋台を出店させていただきました。

▲福重隊員は、得意のイタリアン料理を作っていました。有難いことに2日間とも、あっという間に完売に。

Q今のお仕事でやりがいを感じる時はどんな時ですか?

地域住民と触れ合う機会が多くなり、様々な業種・業態で活躍されている方からの話を聞き刺激を受ける事が多いことですね。自分もまだまだ頑張りが足りないと気づかされます。

▲オリジナル「only one」焼酎を作ろうというイベントでは、初めて田植えを経験したとのこと。詳しくはこちら⇓

湧水町でオンリーワン焼酎~田植え編~ 

2017.06.24
Q将来実現したいことや目標がありましたら教えてください。

私たち、地域おこし協力隊は最長3年の任期になります。任期後は収入がなくなるので、それまでには生業(なりわい)を見つけ、湧水町に住み続けられるようになりたいです。

▲帰郷してから始めたという養鶏。「小さなヒヨコから育てて、もう少しで卵を産む時期です。卵ができるのが待ち遠しいですね」と、不安と期待が半々といった様子でした。

Q今後、あなたのように湧水町で起業したいと思っている人に、仕事を長く続ける上で何かアドバイスがあれば教えてください。

まだ、私自身起業してないので何とも言えませんが、まずは地域に溶け込むことが大事なことかと思います。実際にご近所さんからお野菜を頂いたり、困ったことがあるとすぐ手を差し伸べて教えてくださるので、人と人との繋がりはとても大事なことだと思いました。

▲家庭菜園で、夏に採れたお野菜たち。東京での暮らしに比べ、圧倒的に野菜を食べる機会が増えたとのこと。

Q湧水町のお気に入りのスポットはありますか?

魚野フライトエリアから見る絶景ですね。上から見下ろす景色は、心も体もリフレッシュできると思いますよ。また、寒くなると、盆地特有の寒暖差のためかここから「雲海」を見ることが出来ます。毎日見えるわけではないため、私はまだ見たことがありません!でもいつか絶対に見てみたい風景です!!

▲魚野フライトエリアの詳細については、こちら⇓

湧水町の魚野フライトエリアから見る絶景

2017.06.19

Q休日はどのように過ごされていますか?

鶏のお世話をしたり、畑を耕したりで1日が終わってしまいます。

▲鶏舎も祖父の指導を仰ぎながら、自作しているとのこと。「寝ても覚めても、鶏の事を考えてしまうんです」と、とても楽しそうでした。

Q暮らしている地区の特色や人柄について教えて頂けますか?

現在私は幸田地区で暮らしています。棚田百選の一つの「幸田の棚田」があることで有名な、お米が美味しいところです。地区の方は、とてもウェルカムな感じで、温かく迎え入れてくださったので、私自身地域に溶け込む時間もそんなにはかかりませんでした。地域の清掃作業や、行事に積極的に参加したことがきっかけで、心を開いて話しかけてきてくださり、心優しい方達だなと思いました。ただ、盆地なためか、湧水町内の中でも特に冬は冷え込むらしく…、今から冬に向けてドキドキしています(笑)

▲2017年10月に開催された、第12回『日本棚田百選』ウォークin幸田の時に撮影したとのこと。その時の模様はこちらで⇓

棚田の美しさを満喫するなら鹿児島の幸田で決まり

2017.10.03

Q湧水町で暮らす中でこれがあったらいいな、と思うものはありますか?

個人的な意見ですが・・・ケンタッキーが大好きなのですぐに買い付けに行ける店舗があったらいいなと。(笑)でも、コンビニもありますし、スーパーやドラックストア等も充実していますので、暮らしの中で、生活に困るという印象は無かったように思います。

▲湧水町吉松の「竹中池」の風景。なによりお水が新鮮なのは、嬉しいとのこと。

Q湧水町で働く魅力を教えて頂けますか?

宮崎県・熊本県にもすぐに行けるアクセス良好な立地にあるため、湧水町を拠点に選択肢がいくらでもあるというところですかね。町内には栗野インターチェンジがあるため、鹿児島市内にも行きやすく、視野が広がりやすい場所なのかなと思います。

▲ホーストレッキングの魅力を発信しようと、自身も乗馬に挑戦したとの事。詳しくはこちら⇓

霧島アート牧場でホーストレッキングを楽しもう!!

2017.09.01

Q最後に、湧水町への移住希望者へひとことメッセージをお願いします。

湧水町で暮らせば、名水百選の水が身近にありますし、田んぼも畑も空き家もたくさんあります。気になる方は是非一度湧水町までお越しください!!

取材を終えて…

福重隊員は、湧水町の地域おこし協力隊第1号として、東京から湧水町へUターンしてきました。家族や友人・知人と電話で話したり、地元に帰郷するたびに「町が寂しくなってきている」「若者が、市内や都心部にどんどん流出している」との話を聞き、いつかは町に戻れたら、と考えていたとのことでした。帰郷してからは、湧水町の地域おこし協力隊はまだ前例が無く、福重隊員が第一号だったため、最初の頃はどのように地域と関わっていけばよいか悩んだとのこと。でも、職場の方が地域の方を紹介してくれたり、イベント等を通して一緒に準備から取り組んでいく中で、少しづつ地域との接点が増えていき、町や人に溶け込むことが出来たのだそうです。これからは、自身が起業することにより、若者たちが湧水町にU・Iターンするモデルになることが出来ればと「地域おこし」と「自身の起業準備」とで、公私共にとても忙しく充実した毎日を送っているとの事でした。福重隊員、これからも頑張ってください!ご協力ありがとうございました!

地域おこし協力隊フェイスブック

こちらでも最新の情報発信をしています!!⇒@yusuikyoryoku

人と自然が織りなす町
気軽にお問い合わせください

観光・グルメに関する質問等はこちら

2 件のコメント

  • 近年のブログ・フェイスブック・インスタグラム・スマホ普及で時代の波に追いつけませんが、古風ではありますが、18年前からコツコツふるさと情報をHPで発信しております<早起き鳥>です。昼間は野良仕事の為、デスク作業はもっぱら朝方です。ニワトリや新聞配達さんより早く起きるのでこのネーミングに。(^^)/ 今朝はゆっくりとこのサイトを拝見しました。素晴らしいですね。遅くなりましたが本日よりマイHPにリンクさせていただきました。湧水町の地域おこしに頑張ってください。

    • 早起き鳥様
       いつも当サイトを閲覧いただきありがとうございます!!早起き鳥様ご自身のHPにもリンクを貼っていただき感謝申し上げます。早起き鳥様のネーミングの由来が個人的に気になっていたので、その由来が知れたことでスッキリした気持ちと嬉しい気持ちとで私も素敵な朝を迎えることが出来ました!今後ともどうぞよろしくお願いしますm(_ _”m)

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    ABOUTこの記事をかいた人

    鹿児島県の北部に位置する湧水町で地域おこし協力隊として活動している、くりよしと申します。湧水町の魅力やイベント・移住定住に関する情報を発信していきます。宜しくお願いします!!